
日々の暮らしを心地よくする
「Life Planning Magazine」
WHAT’S LIFE PLANNING
Illustration & edit : Masanori Oda
(創刊号以降は「note」にて連載していきます。)

日々の暮らしを心地よくする
「Life Planning Magazine」
WHAT’S LIFE PLANNING
Illustration & edit : Masanori Oda
(創刊号以降は「note」にて連載していきます。)
MY STANDARD!
いつだって、心地いい感じ
《あ、これこれ》
っていう感じ、あるよね。
How nice~! That's nice!
なにごとも「あ、これこれ!」っていうのがありますよね。それはその人にとっての「心地よさ」だったり、いわゆる「しっくりくる感じ」というもの。そこのポジションにはまると「あ、これこれ!」ってなる。
この感覚は、日常に寄り添うお金にも。なるべく肩ひじ張らない感じの方がうまくいくし、しっくりくる時はリラックスしていたり、自分に正直でいる時、普通でいられる時だったりする。

それが何かのきっかけで、例えば「今年は●●万円貯めるぞ」と目標を立てたとする。その目標を立てることや、自分にとっての新しいチャレンジはとても素敵なことなのだけど、取り組むうちにエスカレートして「気合い」や「がんばる」系の言葉が出はじめた時は、何かしらのストレスが自分にかかっていることに気づこう。目的がいつの間にか変わってしまうこともあるし、場合によっては疲れてしまう原因に。筋トレやダイエットもだんだん力が入ってきてやり過ぎて、風邪をひいたりしてバランス崩しちゃうみたいな経験。そういうのってありますよね。(ちなみに織田も例外なく。そういう時たくさんあります。)
こういう時は、大抵が思い通りにならないもの。やっぱり自分に無理な目標や宣言はやめて、普段の自分でいられることが一番だって気づく。いつだって自分にとっての《心地よさ》でいることから、お金にとってもスタンダードができていくもの。


まずはやってみて、それが自分にストレスになるのだとしたら、すぐに変えてみる。たとえば「毎月3万円ずつ貯金するぞ!」と最初は意気込んだとする。もちろん、ある程度は続けることで結果もみえてくるのだけど、それを優先するあまり「なんだか苦しくなってきた」と違和感を感じたら、いったん2万円とかにしてみる。それでどんな感じになるのかまた過ごしてみる。こうして「これならいける」とか「なんだかいい感じ」を見つけていきたい。

もちろん、「●●万円、貯めたい!」と目標があったとして、ここに行くためのペースはあるかもしれない。ただ、その前に知っておきたいのは、自分にとっての《心地いい》ペース。それは《無理なくできること》や《小さくできる目標》から進んでいって、大丈夫そうだったら、もうちょっと目標をあげてみて。「あ、違う」となれば、ちょっとゆるめてみる。時にはナマけてもOKな気持ちで。お金を貯めるペースを自分なりにつかむ時は、これが馴染みやすい。

Tシャツでいえば「S・M・L・XL・XXL・・」どれが、自分サイズですか?というのに近い。「Mだとちょっと小さい。やっぱLがいいかな…」みたいな。試着してみてはじめてわかってくる感覚。それと何も変わらない。無理なく自然にお金が貯まる秘訣は「3万円ずつ貯めるぞ!」というサイズありきの話ではなくて、自分にとっての《心地よさ》で選ぶサイズ感。そうじゃないと長く続かないよね。これが、自分とお金の《関係》づくりにとても大切なことだったりします。
迷ったときは
《しっくりくる》が目印

Today's Theme is
とはいえ。日々の暮らしの中で、いろんな選択をしていくと、どうしても迷ってしまう時や、うまくいかない〜なんて時がでてきます。きっと、誰しも。ましてや自分とお金の《関係》のようなことを、こうして時間をつくってじっくり考えることって、なかなかないですよね。
(実は、織田もこういう仕事しておきながら、ほとんど考えていない日々送ってます。)
もし、いまなにかしらの違和感やマンネリのようなものを日々に感じていて、ここを読んでくださっているのだとしたら、それは今までとは少し違う自分になりたいという時に起きる《サイン》のようなものかもしれません。

そういう時は、どういう状態になったら自分にとって《しっくりくる》のか。自分観察をしよう。これが《目印》になります。行き詰まった時は、いつだって、ここに戻る。そんな風に頭のスイッチを切り替えたい。人生とお金の話は、どんな時も《しっくりくる》を観察することでいい関係になっていくもの。無理をしない。できないことはやらない。肩肘はらず。そんな《しっくりくる》を着こなす大人になっていきたいね。

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